REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方本ダウンロードepub

REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方

によって ローレンス・レッシグ


3.8 5つ星のうち(4人の読者)

REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方本ダウンロードepub - 内容紹介 商業経済と共有経済は共存(リミックス)できる。
そこにこそ新しい可能性がある。それを殺してはならない。

ネット時代では、商業活動と各種の共有活動が並置・相補関係にあるハイブリッド経済/文化こそが主流となるため、それを発展させる制度改革を主張する。ハイブリット文化/経済を可能にするためには、著作権法の改正が必要だ。だが、現在の制度は著作権が強すぎ、所有者がはっきりしない場合も多く、さらに死ぬほどややこしい。だから、著作権を抑えるべき。それは、『コモンズ』で論じたように、一部の技術革新を殺すからだけではない。それは、『Free Culture』で述べたように、ある種の創造性をつぶすからだけでもない。それは、『Code』で述べたように、憲法で保障された自由を減らしてしまうからでもない。それは、子どもたちの世代をつぶしてしまうからだ。

【原題】Remix: Making Art and Commerce Thrive in the Hybrid Economy 内容(「BOOK」データベースより) 本書の第一部では、二つの文化―消費されるために作られるリードオンリー文化(R0)と、作り直されるためのリード/ライト文化(RW)―を説明する。第二部では、社会的生産の二つの経済―商業経済と共有経済―が共存できることを示す。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) レッシグ,ローレンス スタンフォード大学ロースクール教授を経て、2009年よりハーバード大学法学教授を務めると同時に、エドモン・J・サフラ財団倫理センター所長を務める。クリエイティブコモンズの創始者でもあり、フリーソフトウェア財団の理事。また、アメリカの著作権延長違憲裁判においては提訴側の弁護人を務め、象牙の塔の学者にとどまらない活発な活動を繰り広げている。2002年には1年ほど東京大学で客員教授として日本にも滞在していた 山形/浩生 1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、小説、経済、ネット文化、コンピュータなど無節操なほどに広範な分野での翻訳および各種の雑文書きに手を染める。フリーソフトの社会経済的な意義に関しても造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方の詳細

本のタイトル : REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方
作者 : ローレンス・レッシグ
ISBN-10 : 4798119806
発売日 : 2010/2/27
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 24.06 (現在のサーバー速度は21.66 Mbpsです
以下は REMIX ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
レッシグの最新刊。今回は商業経済と共有経済の共存(ハイブリッド経済)について。主に著作権の行き過ぎた保護についての批判。著作権をなくせという極端な主張ではなく、その著作権に一定の保護を与えるにしても、現状の保護の仕方はあまりにもやり過ぎで、かえって社会に害を与えているという。その辺の主張は、大枠では理解できるが、訳者解説で山形浩生氏が書いているように、ファイル共有についても合法化しようという主張は、アメリカでも、そして日本でも違和感を覚えるぐらい過激な主張に思える。しかし、レッシグの主張は、別に青少年を犯罪者扱いしないためだけに合法化せよと言っているのではないことに注意する必要があると思う。彼としては、犯罪として扱っている現在でもファイル共有は減らないし、またファイル共有により著作権者に大きな損害が発生しているという明確な証拠もない(異論は出てくると思うけど)。むしろ、著作権者の利益になっている場合もある。であれば、著作権者は、高額な弁護士費用を払って、ファイル共有をしている青少年を訴え続けるよりも、もっといい手段があるのではないかと言いたいのだと思う。これは議論に値する主張だと思う。著作権という権利が他の財産権と異なった性格を持ち、一定の制約の範囲内で認められる(財産権自体にも制約はあるが)ということを前提とすれば、著作権の強固な保護よりも、それを弱めることにより、より豊かな文化、技術発展が望めるのならば、社会にとっても、その方が有益なのではないか。面白いなぁ、こういう議論。法律の勉強を離れてからだいぶ経つけど、彼の議論を読むととても刺激的。

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