一角獣は楽園にまどろむ~ドラゴンギルド~【電子特別版】 (角川ルビー文庫)本ダウンロードepub

一角獣は楽園にまどろむ~ドラゴンギルド~【電子特別版】 (角川ルビー文庫)

によって 鴇 六連


4 5つ星のうち(4人の読者)

一角獣は楽園にまどろむ~ドラゴンギルド~【電子特別版】 (角川ルビー文庫)本ダウンロードepub - 庶子であることを原因に冷遇されて育ったアルカナ帝国第4王子のリシュリーは、幼少期に出会った小さな魔物との再会を夢見てきた。そんな中、突如帝都に現れた黒竜に攫われてしまう。自身を攫った黒竜・ファウストがあの時の魔物だと気づいたリシュリーは再会を喜ぶが、ファウストに「発情した」と迫られ疼いた体を慰め合った。宮殿に戻った後、リシュリーは謎の高熱に倒れ体にとある異変が現れる。その変化を見た皇帝に、ドラゴンギルドへの隔離を命じられてしまい……。【電子特別版】鴇六連先生書き下ろしの後日談ショートストーリーを電子版だけに特別収録!

一角獣は楽園にまどろむ~ドラゴンギルド~【電子特別版】 (角川ルビー文庫)の詳細

本のタイトル : 一角獣は楽園にまどろむ~ドラゴンギルド~【電子特別版】 (角川ルビー文庫)
作者 : 鴇 六連
カテゴリ : Kindleストア
ファイルサイズ : 21.94 (現在のサーバー速度は21.78 Mbpsです
以下は、一角獣は楽園にまどろむ~ドラゴンギルド~【電子特別版】 (角川ルビー文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
すごくよかったです。自分はBLといつジャンルは買ったことはありません。今回が初めてです。普通の男女のもので、こういうタイトルのものはいくつか読んだことがありますが、べつに面白いと思いませんでした。なぜなら、物語のすべてがものすごい速さで通り過ぎ、情緒もなにもなく性交渉に突入していくからです...。1巻で完結するものが多いためかと思われますが、「もうちょっと設定ちゃんとしろよ」という気になります。「いくらなんでも、そんなにすぐやらないでしょう」と。「女の子、なんで逃げないの?明らかに逃げられるのに。気持ちいいから逃げられないとか、襲われる気満々ですよね」みたいなのが多かったです。この本は違いました。買ったきっかけは単純で、休みの日にひたれる物語をスマホで探していて、ジャケ買いです。絵が綺麗だなと思いました。ドラゴンも好きなのでいいなと。試し読みをダウンロードして気に入り、そのまま一気に読みました。最後まで飽きませんでした。設定が重厚。厚めのファンタジーに匹敵するくらい考えられていて、とにかく、世界観の屋台骨がシッカリしていました。読み進めても崩れない。そしてその世界設定のすべてが、ドラゴンと人間や人魚、魔女などがくっつくのに最適の理由として機能しています。その上、それらになんの違和感もないのが素晴らしい。笑 。(例 : 竜の孤独と所有欲の関係など。)「これが普通の人間同士だったらこじつけにしかならないだろうな」というようなことも、この舞台の上では物語として成り立ちつつ、なおかつ強調されて面白いです。内容は全編通して竜とその他の種の恋。竜側はすぐに恋に落ちる性質な一方、相手側(人間だったり人魚だったり)はすぐにぞっこんになったりしてしまわず、必ず長い迷いを経るようになっている。終わりは必ず勧善懲悪の大団円で、安心感もある。個人的には、ストーリーは十二国記あたりを読むときのスピード感と設定の厚みを感じました。(作者と小野不由美さんではジャンルも路線も、経歴もおそらく全然違うし、比べるのはどうかと思われるかもしれないので、この点については適当に流していただけるとありがたいです。)とにかくしっかりした土台の上に官能要素が上手く乗っていて、かえって際立つ、ということが言いたかったです。これを初めて読んだので、人魚編、サラマンダー編を続けて読みました。読んだ順番はバラバラになってしまいましたが、読み心地としては作者が「どの巻から読んでも大丈夫」とあとがきで触れていたとおりだと思いました。各巻に、読み進むのに必要な言葉の説明、世界観の説明が繰り返されており、戻らなくても思い出せて理解が深まります。これを「説明がくどい」と感じる人もいるかもしれませんが、私は忙しい中早く読んだせいかちょうどよかったです。ただ惜しむらくは、全編を通して人間が悪者になっていることです。人間対魔物、という対立軸はわかりやすいですが、悪者代表が人間なのは、私は人間なのでなんとなく悲しい。笑とくに人魚編は、人間側にカルト風の気持ち悪い倒錯趣味がある描写がされ、好き嫌いは分かれると思う。(私はこれは苦手だった。)作者の魔物愛・ドラゴン愛はとても伝わってきてよいが、それがが嵩じてか、人間が悪者・汚いものの役に回されているのが残念でならない。良い人間も出して欲しいが、それだと人間がドラゴンや魔物を迫害するという前提が崩れるのかもしれない。魔物愛・ドラゴン愛という意味では、作者の心境はリーゼの立場に近いのではないかと思ったりもした。

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