見てしまう人びと幻覚の脳科学 epubダウンロード
見てしまう人びと幻覚の脳科学
によって オリヴァー サックス
4.6 5つ星のうち(10人の読者)
見てしまう人びと幻覚の脳科学 epubダウンロード - 幻覚とは外的現実がまったくないのに生まれる知覚、つまりそこにないものを見たり聞いたりすること。しかしサックスによれば、幻覚は狂気の徴候でも不名誉なことでもなく、それは他に類のないカテゴリーの意識であり、精神生活であるらしい。驚くべき、しかし人間のありようの根幹を伝える実例について共感をもって語る、サックス待望の医学エッセイ最新作。
見てしまう人びと幻覚の脳科学の詳細
本のタイトル : 見てしまう人びと幻覚の脳科学
作者 : オリヴァー サックス
カテゴリ : 本
ファイル名 : 見てしまう人びと-幻覚の脳科学.pdf
ファイルサイズ : 27.61 (現在のサーバー速度は21.43 Mbpsです
以下は、見てしまう人びと幻覚の脳科学に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
いきなり発生する幻覚は恐ろしい。だが、それが症例は少なくとも名前が付いた病気の所為だとしたら?そうでなくとも有る状況に脳がエラーを起こしただけだと解ったら?ユーモアを持って受容する事も可能である。神経科医にして一般向けの医学啓蒙書(「レナードの朝」「火星の人類学者」)の名手であるサックス博士の、過去作品に登場した患者の物に多くの症例を加えた、まさに『幻覚大全』とでもいうべき書籍。本書によると神秘体験もドッペルゲンガーも幽霊も脳の損傷以外でも、例えば過労や感覚遮断、睡眠前後等で一般の人間にも体験し得る事だと解る。ただ、アルツハイマー病と合併した状態で発生する幻覚は理性的に処理出来ない状態の為、患者の苦しみが大きいと言う描写には心が痛んだ。サックス博士自身も若い頃はカリフォルニアのドラッグ文化にどっぷり浸かって、当時まだ合法だったLSDを始め、なんとモルヒネの注射まで試していた事には驚いた。結局は患者に希望を与えてそれを奪う形になってしまった「レナードの朝」の痛恨事や、自身の酷い骨折や偏頭痛、晩年は片目の失明等も好奇心とユーモアを持って記載していたサックス博士。早川書房では故スティーヴン・グールド博士と並びその科学啓蒙書を楽しませて頂いたが、惜しくも昨年お亡くなりになったのは非常に寂しい。博士の過去作とラマチャンドラン博士著「脳の中の幽霊」をお読みの方には一部重複する記載が有るが、それでも大いにお薦め。
0コメント