統計学が日本を救う - 少子高齢化、貧困、経済成長 (中公新書ラクレ)ダウンロード

統計学が日本を救う - 少子高齢化、貧困、経済成長 (中公新書ラクレ)

によって 西内 啓


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統計学が日本を救う - 少子高齢化、貧困、経済成長 (中公新書ラクレ)ダウンロード - 内容紹介 私たちは限られた「お金」と「時間」を何にかけるべきなのか? あらゆる権威やロジックを吹き飛ばし、正解を導き出す「統計学」。そのブームの火付け役で統計家の西内氏が日本の大問題に立ち向かう! 出生率アップに必ず効果がある政策とは? 1年分の健康寿命に医療費はどれだけかけられる? 税収が爆増する秘策とは? 少子高齢化や貧困などの課題に対し、私たちは限られたお金と時間をどう使うべきか。統計学で答えはすでに出ている! はじめに 目前にある社会問題について/少子高齢化は何によって引き起こされているのか/「心の豊かさ」で人は救えるか/「未来」を変えられるのは「今」だけ 一章 統計学が導く少子高齢化の真実 防衛費と公共事業費が「ゼロ」になっても/経済危機で人命が失われる/緊縮財政でも人命が失われる/高齢化社会の本質とは/平均寿命と少子化の関係/少子化対策は不十分だった/少子化対策の遅れと取り返せない損失/統計が示す出生の現実/科学的根拠に基づく少子化対策とは/少子化を解決する方法はこれだ/他人の子育てに税金を費やす理由/少子化対策に必要なコストと財源/本章のまとめ column 人口統計学の考え方 二章 貧困との戦いとしての社会保障論 歴史に学ぶことからはじめよう/「エリザベス救貧法」が成立した理由/劣等処遇の原則/「ウィリアム・ヤング法」と「スピーナムランド制度」/「社会保険制度」こそ現行最良の貧困対策である/原因をたどって貧困の連鎖を断ち切る/日本における貧困の原因/母子世帯の被生活保護者らの実態調査より/幼児教育はお買い得な「投資」である/深刻なのは高齢者世帯/「働く」と「生きる」の密接な関係/本章のまとめ column パブリックヘルスと疫学の考え方 三章 医療を受ける患者とコストを負担する私たち 40兆円を超える医療費の内訳/医療費増大の理由は高齢化だけではない/データが導く残酷な事実/医療制度の倫理性/医療技術評価とは/日本人が認める「1年分の寿命」のコスト/なぜ日本医師会は混合医療に反対するのか/医者の所得について/「社会」の健康を守るのは誰か/社会的入院と介護コスト/亡くなる場所と社会的コスト/問題の「低減」か「先送り」か/予防医療は医療費削減につながるのか/本章のまとめ column 医療経済学の考え方 四章 経済成長を実現するために今できること なぜ経済成長が重要なのか/単純な人口増加は経済成長にならない/そもそも日本は豊かか/日本が経済成長を果たすために/教育という最も強力な施策/それでも教育費をかけない日本政府/学力を下支えする私的教育費/下がり続ける日本の研究力/その他の経済成長政策/「相関」か「因果」か/ランダム化比較実験による検証を進めよう/あやふやな不公平さを超えて/本章のまとめ column メタアナリシスの考え方 など 出版社からのコメント どんな権威やロジックも吹き飛ばして正解を導き出す「統計学」。ビッグデータが重宝される風潮からも分かるとおり、その影響は現代社会で強まる一方です。そこで統計学ブームの火付け役である西内氏にご相談。未来に立ちふさがる諸問題に私たちはどう立ち向かうべきか、学術的な根拠と意義のある対策をまとめていただきました。「すべての日本人を無制限に救えるほどの財政的余裕がない状況」が確実にやってくるこれから、私たちは何に優先してお金と時間ををかけるべきなのでしょうか? 少子高齢化や貧困、格差といった深刻な問題に解決策はあるのでしょうか? この本は東京大学政策ビジョン研究センターの研究成果をまとめた一冊で、喫緊の社会政策的課題に対して、その通説・俗説を統計学的にくつがえしていく切れ味は抜群。この秋『統計学が最強の学問である』の第三弾が刊行され、再び見込まれる統計学ブームのなか、話題になること間違いなしの一冊です! 商品の説明をすべて表示する

統計学が日本を救う - 少子高齢化、貧困、経済成長 (中公新書ラクレ)の詳細

本のタイトル : 統計学が日本を救う - 少子高齢化、貧困、経済成長 (中公新書ラクレ)
作者 : 西内 啓
ISBN-10 : 4121505662
発売日 : 2016/11/8
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 27.92 (現在のサーバー速度は27.56 Mbpsです
以下は、統計学が日本を救う - 少子高齢化、貧困、経済成長 (中公新書ラクレ)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
日本の、目前にある社会問題に、データと統計学で回答を示す。財政破綻や緊縮財政は大量の死人が出る事実。で、今、「公的なお金(税金)を何にもっと使うか」「税収を増やすためにはどうすべきか」。1. 高齢化と少子化:人口学、本質は、少子化。家計が負担する子育てコストをゼロにする。保育サービス定員を2歳以下乳幼児数の50%確保。更に、景気対策としても有望。子育て世代は、金が有れば有るだけ使って経済を回すから。2. 貧困とその対策:公衆衛生学、対策は、貧困となる原因へのアプローチ。回答は、社会保険。幼児教育。高齢者の労働力。生活保護廃止しても、治安が悪化し社会コスト高くつく。劣等処遇徹底(刑務所)しても、管理コスト高い。金銭給付も、企業モラルハザード・労働意欲/生産性低下、増税、貧困者増加を招く。で、貧困となる原因へのアプローチが必要である。3. 医療費:医療経済学、方向性は、医療のコストと価値を評価する。寿命1年にどれだけコスト掛かるか、医療技術評価という、経済手法で評価する。コストの割に効果の低い医療が増えている事。大きな問題は、高齢者1人あたりの医療費の増加。4. 経済成長:計量経済学。経済成長と相関のある、研究・教育への投資、人口「密度」の維持、保育サービス拡充。お金で解決できる不幸が存在する事から、目をそむけない。衝撃的なのは、これら問題に有効な対策が既に見えている事。「相関か因果か分からないから慎重に議論しよう」と思考停止するのではなく、データをより早く社会問題の解決につなげるよう動く姿勢が重要。賛成です。

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